「森のお茶会」
先の投稿に書いた内容だけでも充分すぎるのに日本茶インストラクター中根めぐみさんのお茶愛はさらに。
めぐみさんはご時世を考えて、密にならないように参加者を2つのグループに分けて、2つが全く別の体験をするようにしてくださいました。
ひとつが森を散策してお茶を探すもの、そしてもうひとつがオリジナルのお茶を飲むというもの。
めぐみさんからそれぞれ茶揉みセットを受け取ります。新芽をクンクン香ったのち(あれ?青臭いね。お茶の匂いじゃないね)さらしに包んでひたすら揉む。さらにはみんな懐に入れて人肌で温めて発酵(笑)
それを急須にいれてお湯を注ぐといい香り〜。さらにはめぐみさんが八十八夜に摘んでくださった貴重な新芽を浮かべて無病息災を願います。
それから和菓子はなんと今回のリトリートの大切な小道具のひとつでもあった「石」をイメージしてお菓子屋さんにわざわざ作っていただいたもの。そこにさらにキラキラ光る(名前忘れた)ものをふりかけて、このゴンゾレにある雲母入りの石に見立てたお菓子のできあがりです。
楊枝はもちろん茶の木をめぐみさんが削って作ってくれていました。
もうあやさんも泣いてるし、わたしも泣いてるし。
そして綺麗な色のお茶は、、
そう完璧な紅茶となっていました。その味わいに参加者全員どよめきがあがる。
それぞれの揉み方や熱の加え方によって色や味が違うオリジナルのgonzore teaができました。
そもそも、このお茶の葉はこのゴンゾレトレイルの管理人藤澤あやさんのご自宅隣のお茶畑のもの。いまはこの茶の木でお茶を栽培出荷してるわけでは無かったのですが、
めぐみさんはイベントの際、必ずその土地にある茶の木を探します。今回もそういうことで、茶の木はめでたくすぐに見つかりましたが、お天氣は読めないので、リトリート開催日あたりにどんな葉っぱが摘めるかはめぐみさんでもわからなかったのです。
あやさんは新芽が出やすいように茶の木を刈り込み、芽吹きを待ちました。
八十八夜の5月1日、めぐみさんはお茶を見に行かれて、新芽を大切に
「可愛い可愛い」
と言いながら摘んでくれたそうです。この時だけでは充分な量が摘めなかったので、また日をあらためてスタッフのみなさんが摘んでくださいました。
新芽を揉んださらしは茶渋でこんな模様ができました😊
飲み終わった新芽は「お風呂にいれたりして最後まで使ってね」とめぐみさんが教えてくださいました。
この土地の茶の木の持つエネルギーが素晴らしいからなのかめぐみさんがご自宅で準備されてるときも茶の香りや味に興奮した!と話されていました。
(このときあやさん泣く)
めぐみさんは今回参加者として来てくれた亀田恵子さん(黄色の上着の方)とわたしが一緒にやったイベントにもお茶を出していただいたことがあり、昨日は久しぶりに3人揃いました。
この日、めぐみさんは朝8時から森で準備されていました。お茶を沸かすところなど目に見えない方がいいものをさりげなく隠すやり方、森の中でありながらきちんとしたお洋服でのおもてなし、隅々まで行き届いた心遣いは勉強になりました。
お茶をいれるお水はあやさんがご自宅から持ってきてくれました。急須や湯呑みを洗う場所も森の景観を損ねない美しいやり方でした。お茶やお菓子を乗せてある木は桜の老木をあやさんのご主人がスライスしてくださっていました!
何かまだまだ紹介しきれてない特別なことがあったように思います。また思い出したらご紹介させていただきます。